10代 男性
主訴:第三指突き指
前日に体育で突き指したとのことで来院。右手第三指PIP関節捻挫(橈側靱帯損傷)。
圧痛(+)熱感(+)、腫脹(+)、伸展(+)屈曲(+)撓屈ストレステスト(-)、尺屈ストレステスト(+)、軋轢音(-)、異常可能性(-)、軸圧痛(+)
自分では若干の屈曲、伸展ができるが痛みが強い。
右前腕の屈筋、伸筋のリリースをするとPIP関節の屈曲、伸展が可能となった。
これは動きの制限が靱帯損傷からくるだけのものではなく、前腕からの筋膜の歪みによって起こっているためである。
しかし、動きが良くなっても靱帯が損傷しているため、動かすことで治りが悪くなるため超音波による損傷の回復と、動きを制限するためにテーピングを施した。
2回目来院では、指は動くがまだ痛みはあり、再度前腕リリースと超音波。
3回目の来院では、圧痛なく、最終屈曲で違和感が残るだけとなり、再度前腕リリースして解消。
再び痛みがでなければ治療終了となった。
和田